産業キャリア教育プログラム~授業紹介~
トップ> 産業キャリア教育プログラム~授業紹介~> 【技術論1】共同印刷 第1回「印刷トリビア 印刷編」
本日から4回にわたって、共同印刷株式会社の授業になります。
全体の流れとして、
・印刷の昔
・印刷の今
・印刷の未来
という3部構成になっています。
初回の本日は篠原さんが講師です。
印刷の昔「印刷トリビア」を2回にわたってお話いただきます。第1回目は、「印刷トリビア 印刷編」です。「あ、そうなんだ!」というような、印刷であまり知られていないようなことを紹介していただきました。
まず、簡単に篠原さんの自己紹介と職場紹介をしていただきました。
篠原さんはこの仕事をはじめて約15年。主に画像処理関係の仕事をずっとしてきているそうです。画像処理の研究開発をしている篠原さんが所属している部署では、7名中3名が女性。比較的女性が多い職場だといえます。
それでは、早速授業に入ります。
今日の講義の中では、
・まずは印刷とは
・印刷方式
・おもしろ印刷(関連資料を回覧、実際に見たり触れたりしてみよう。)
という3つについて、お話してくださいました。
まず、「印刷とは」ということで、4大印刷方式
・凸版印刷
・凹版印刷
・平版印刷
・孔版印刷
について、それぞれの印刷方式の特徴などをご説明をいただきました。
そして、3原色ということで、印刷や画像処理に関連深い「光の3原色」、「色の3原色」の基本と、インキの混ぜ合わせによる色の出方や、光の場合の混色ではどうなるのかといった話を聞いて思わず、「へー」と言ってしまうような内容をたくさん解説していただきました。
さらに、高速道路の標識に緑色が多い理由や病院で利用されている手術着が緑色な理由まで、3原色から派生して、「色」に関するおもしろ知識を聞くことができました。
印刷方式
・活版印刷
・グラビア印刷
・オフセット印刷
・スクリーン印刷
・フレキソ印刷
について説明していただきました。
「漫画や週刊誌は活版印刷でないとダメ」など、印刷方式の技術や特徴と印刷トリビアの解説がありました。
最後のおもしろ印刷のお話を伺いました。
触ると色が変わる印刷をしているものや、こするとにおいのする印刷をしてあるものなど、印刷技術は目で見えるものだけでなく、いろいろな応用があるそうです。
(2008.6.25 担当:I)