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中央大学理工学部 研究教育クラスター設立記念シンポジウムのお知らせ
投稿日時 2018年3月13日(火)12:14中央大学理工学部 研究教育クラスター設立記念シンポジウム
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- 日程
- 2018年3月20日(火)15:00~17:40
- 場所
- 後楽園キャンパス 3号館3階小ホール
- 内容
中央大学理工学部では、これまでの学科の枠組みを超え、学際領域・横断的分野に関する研究教育活動を推進する組織「研究教育クラスター」を新たに設立し、特に横断的活動が顕著な4つの分野のクラスター(:データサイエンス・AI、防災・減災、ロボティクス、感性・認知科学)を立ち上げました。これまで以上に大規模な学際的共同研究と産学官連携事業を推進し、さらには、これらの分野における学部教育プログラムを提供していまいります。主専攻たる所属学科での学修による知識と応用力に加え、これら横断的分野の知識を活用し、高度な技術と課題解決能力を有する人材を養成します。
本シンポジウムでは、4つのクラスターを紹介し、豊田中央研究所代表取締役所長・ミシガン大学名誉教授の菊池昇氏による特別講演として、クラスターに掲げたキーワードを含めての自動車産業におけるCAE(コンピュータ支援工学)の最先端技術や、横断的組織であるクラスターに対する期待、ご助言をお話いただきます。
- 参加手続き
参加申し込みは、下記のメールアドレス宛に申込必要項目をお送りください。
なお、会場は定員200名となっております。
【申込メールアドレス】
fse-entry@tamajs.chuo-u.ac.jp
【申込必要項目】
①氏名(フリガナもお願いします)
②所属
③連絡先(電話番号、メールアドレス)
15:00~15:10 開会挨拶
15:10~16:10 特別講演「産業界から見た研究教育クラスターへの期待」(仮題)
(株)豊田中央研究所代表取締役所長・ミシガン大学名誉教授 菊池 昇 氏
16:20~17:20 研究教育クラスター紹介
データサイエンス・AIクラスター
防災・減災クラスター
ロボティクスクラスター
感性工学・認知科学クラスター
17:20~17:30 質疑応答
17:30~17:40 閉会挨拶
菊池昇(きくち のぼる)氏:
1974年東京工業大学工学部土木工学科卒業、1977年テキサス大学オースチン校工学部航空工学科博士課程修了。
ミシガン大学工学部機械工学科教授、トヨタ北米先端研究所所長などを歴任。
2017年米国工学アカデミー外国人会員(自動車産業におけるに対する貢献により選出)
◆ データサイエンス・AI クラスター(代表:数学科・酒折 文武)
ICTの飛躍的な発展、センシング技術の普及に伴い、先端科学分野のみならずビジネスや産業界のあらゆる領域においてデータの蓄積が進んでいます。データサイエンス・AI クラスターでは、データサイエンスや人工知能を支える基盤技術である機械学習・統計的モデリング・最適化理論・アルゴリズム・計算機科学・データベースなどの理論構築と、マーケティング・防災・スポーツ・保健・医療など社会や科学技術の諸分野の共同研究を推進するとともに、データ分析力・データエンジニアリング力・ビジネス力を兼ね備えたデータサイエンティストを育成する教育プログラムを提供します。
◆ 防災・減災研究クラスター(代表:都市環境学科・有川 太郎)
日本各地で起こる記録的豪雨による水災害や近い将来に発生が懸念される東南海地震など、避けることの出来ない自然災害において被害を最小限に抑える技術や政策が求められています。防災・減災研究クラスターでは、自然災害からの減災を目指し、現象論解明、高度な数値計算手法の構築、避難心理の検証、ロボティクスを用いた避難支援ツールの構築、救命医療との連携に焦点をあてた研究を展開します。
◆ ロボティクス研究教育クラスター(代表:精密機械工学科・大隅 久)
人口減少と超高齢化の進む日本社会では、介護・福祉、社会インフラの維持、災害対応等様々な分野においてロボットの活用が期待されています。ロボティクス研究教育クラスターは、人の理解と協調システムの在り方、身体との親和性のあるメカニズムの解明、それらを実現するための制御、画像処理といった基盤要素技術の研究を通して、将来の日本社会を支える人間・ロボット協調系の実現とそれを担う技術者の養成を目指します。
◆ 感性工学・認知科学(感性認知)(代表:経営システム工学科・加藤 俊一)
情報通信技術・人工知能技術・IoT技術の発展、一方では、少子高齢化による人口の減少に伴い、利用者や周囲の状況を自動的に判断して行動する自律的能動的な人工物が生活空間に入って、人間を支援することが求められるようになってきました。そのためには、人間の身体的・認知的・感性的な特性を理解し、個々人に合ったサービスの提供、プロダクトの設計、環境の制御が必須となります。このような観点から、人間の脳機能、認知過程、行動特性、感性評価や感性価値を有機的に結び付ける科学技術の教育研究を展開します。