産業キャリア教育プログラム~授業紹介~
トップ> 産業キャリア教育プログラム~授業紹介~> 【技術論2】リコー 第4回 「マルチメディア情報とそのオフィスでの応用と展望」
第4回講師は、MPEG-7標準化作業に携わり、共著書に「MPEG-7と映像検索 ~マルチメディア情報検索の新手法を詳述」がある、國枝孝之さんです。
(リコー、グルーウ技術開発本部、MPBプロジェクトリーダー)
本授業で利用しているマルチメディアWebコンテンツ自動生成ツール「MPMeister」の事業化プロジェクトのリーダーです。
リコーの最終回は「オフィスにおける情報メディア」の「マルチメディアオフィス -マルチメディア情報とそのオフィスでの応用と展望-」です。
講義では次の4点について話していただきました。マルチメディアに注目した、前回が基盤技術について、今回は応用・展望のお話です。
1. office?
2. 仕事とコミュニケーション
3. コミュニケーションとマルチメディア
4. マルチメディアをよりよく活用していくには
生産活動を進めていくうえで、顧客や市場といった環境の変化(顧客嗜好の多様化、ITの進歩、規制緩和、グローバリゼーション、環境問題、社会的責任など)に対応するために、必要な機能や情報は何か?
その変化に対応するために「経営管理のPDCAサイクル」を早める必要があり、それには自分の考えをきちんと伝えて・しっかり理解し・確実に実行する、コミュニケーションが重要という、お話をしていただきました。
最近では、電話で聞けば早く済む話しを、メールを利用することで大変手間取るということがあるそうです。様々な技術、コミュニケーション方法が出来ていくなかで、それをうまく使い分けることができる仕組みが必要となっていると思います。
マスからOne-to-One(パーソナル)へ。
一人ひとりに合った情報を、素早く、コストと時間をかけず、理解し易く、使いやすいコンテンツが進められているそうです。
理想の人のように、そうであって欲しいのは当り前だけど、そうであるのは相当難しいことですね。
一人ひとりが自分の好きな映像を見られる映像配信サービスがあることで、テレビをみなくなった人もいるのでは?でも、テレビで見た内容の方が次の日に友達と話し合えて楽しい?ふたつのメリットを併せ持つ映像メディアが出てくるのでしょうか?
最期にマルチメディアをよりよく活用していくには、以上のような情報収集(検索)、情報管理(Mashup:組み合わせて活用、メディアマッピング)、インタラクティブ性を持たす、3D技術、仮想現実技術、権利やセキュリティ、統合技術などが必要という話しをして頂きました。
下記がその例。
(2008.5.27 担当:北川)