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Education Quality Improvement(教育の質の改善活動)

2007年度の意見と学科の対応

区分 卒業予定者からの意見
(主なものを集約したもの)
対応
講義 科目によって講義要項に記載されている内容と実際に講義で行われている内容とで大きく異なっていた。 講義要項の内容と実際の講義の内容が一致するようにしていきたいと思います。
わかりやすい講義とわかりにくい講義の差が大きすぎる。 実例を示す、シミュレーションを活用する、時間内演習を行うなど、分かりやすくする工夫をしていきたいと思います。ただし、そのようなことがやりやすい科目、やりにくい科目があります。皆さんも不明な点について積極的に質問してください。難しい内容になればなるほど、質問をすることが理解を深めるために最も有効な方法となります。
習ってないことを、まるで習っているかのように授業を進めることはやめてほしい。 担当者が違うために、話し方が異なり、習っていないように感じるかもしれません。習っていないと感じる点があれば、遠慮無く質問してください。
機械的に採点、評価されている科目がいくつかあったため、実際の理解度と評価(成績)が大きく異なっていることがあった。 理解度を適切に評価するのは困難ですが、中間試験を行う、レポート課題を出すなど、適切な評価が行える工夫をしていきたいと思います。
演習・実験 教職実習で授業に出られなくて、単位を落としたり、評価が悪くなったりするのが不満。 演習・実験は出席が前提となりますので、出席できなかった場合に評価が悪くなるのはやむを得ないと言えます。教職実習などの正当な理由がある場合には、別途、演習・実験・レポート課題を課すなどの処置を考えたいとは思いますが、実験などについてはそのような処置が難しい場合もあることを理解してください。
一部の内容が実際に行われている手法からかけ離れている気がした(古い)。 適宜見直しをはかっていきたいと思います。ただし、基本的を学ぶ場合、最新のものが必ずしもよい題材とは言えない場合があります。古いものの方がより単純で何が大切かを知る上ではわかりやすい場合も少なくありません。
評価をもっと透明にしてほしい。 講義要項などで明確にしていきたいと思います。演習や実験の場合、出席とレポートで評価する場合が少なくありません。レポートは出せばよいと思っている人が時々いますが、内容により評価が異なるのは当然です(出しても内容が悪ければ0点となります)。どのようなレポートが期待されているのか、何が評価のポイントになるは、演習・実験の時に説明していますので、聞き逃さないようにするとよいと思います。
授業ごとに進め方や流れが全く違うことが多くあり、もう少し統一できると思う。 検討したいと思います。ただし、最も学習効果のあがる内容になるようにそれぞれの科目で工夫しています。講義科目より科目間の相違が大きくなるのはやむを得ないと思います。
卒業研究 行き詰った時、先生以外の方からもアドバイスをいただける機会があると、なお良かったと思う。 卒論は、皆さん方が一つのテーマについて自分で考え、自分で取り組める力を養うことを目的としています。先生から教えてもらうことを待つのではなく、自分の考え・取り組み結果を持って、自分から先生に相談することが大切です。担当教員が決まっていますが、他の研究室の先生、他学科の先生、他学部の先生、他大学の先生にどんどん相談するとよいと思います。
研究室によって差がありすぎる。 皆さんが一人一人違うのと同じように、先生も一人一人個性があります。個性を否定するのでなく、うまく活用することを考えるとよいと思います。
もっと早い時期から取り組めばよかった。3年の後期くらいから卒業研究を始めてほしかったと思います。 2009年度から「経営システム工学演習」(3年次後期)を開設します。これは、もっと早くから研究に取り組みたいという皆さんの要望に応えるためのものです。全部の研究室ではありませんが、毎年、3~5の研究室が、各10名程度の枠で、皆さんの自主的な取り組みを支援するための場を作る予定です。
配属方法の見直し(ポイント制ならもう少しくわしくシステムを考えてほしい)。 配属は皆さんの希望(持ち点300、一研究室の最大値は100、持ち点をすべて使わなければならない)に成績(GPA)によって重み付けを行い、希望の充足度が全体で最大になるように、線形計画法を用いて配属を決めています。持ち点を300点にしているのは、複数の研究分野に興味を持ってほしいという意図です。
ゼミ室での夜間暖房が使えないのはかなりキツイ。 23時以降(終夜利用)の暖房については、経営システム工学科だけでは決められない問題ですが、他学科や事務室と一緒に検討していきたいと思います。
カリキュラム 明確な将来像を描きやすい他の学科と違って、何をさせたいのか分かりにくかった。 経営システム工学は横断的な学問分野ですので、他の学科に比べてその全体像を理解するのがむずかしいと思います。様々な機会をつかまえて説明していきたいと思います。講義要項の科目体系図などを参考にそれぞれの科目の位置づけを理解するようにしてください。
学年があがるにつれて(特に卒業研究)、しっかりと勉強しておけばよかったと感じる科目が多かった。低学年のときにしっかりとつながりや応用例などを伝えてもらえればなお良い。
簿記など経営学、会計学の基礎知識をもう少し詳細に教えていただきたかった。文系職の就職活動など大変役に立ったと思う。 3年次に「経営システム分析」、4年次に「経済性工学」が設けられています。よりアドバンスな内容について学ぶには自分で勉強したり、他学部履修を行ったりする必要があると思います。特定の分野の科目を増やすためには、他の分野の科目を減らすことになりますので、学科の教育目標、卒業生の就職状況、全体のバランスを考えて今後検討していきたいと思います。
経営的な科目が1、2年次に少ないので、モチベーションがあがらない。 経営(マネジメント)について深く理解するためには、その実現の手段となる統計、OR、数学、情報技術などの理解が不可欠です。それぞれの科目の内容が実務においてどのように役立つのかを理解した上で授業に臨むと、ずいぶん見方が変わってくると思います。
時間割 毎日、必修がある。 必修科目は重要な科目ですので予習・復習を十分行ってほしいと思っています。そのため、できるだけ1日に重ならないようにしています。
要項・ガイダンス 「わからないことをすぐに聞ける学習支援」など学生に有利な制度をもう少し知らせてほしい(知らなかったことが多い)。 「わからないことをすぐに聞ける学習支援」は最近スタートした新たな取り組みです(実験的な運用を終えた段階です)。利用可能になったものについては、年度初めの学習指導ガイダンス等で紹介するようにしたいと思います。
履修登録等 少し手続きがわかりづらい。 経営システム工学科だけでは決められない問題ですが、他学科、事務室と相談しながら、検討していきたいと思います。
パソコン(C-plus)から履修取り消しをしたい。
図書館 図書室(理工分館)にない本の取り寄せ等の手順を理解している職員が少なく、困った。 経営システム工学科だけでは決められない問題ですが、図書館と相談しながら、検討していきたいと思います。
図書室が騒がしい。
統計の本をもう少し増やしてほしい。 開架の書籍の選定の際に考慮したいと思います。
計算機室 インターネットの制限がかかり過ぎでは? 皆さんの中に研究や教育の目的を大きく逸脱した使い方をする人がいるかどうかとかかわる問題だと思います。経営システム工学科だけでは決められない問題ですが、ITセンターと相談しながら、検討していきたいと思います。
教室 イスが座りにくい。 皆さんの意見を受けて、順次取り替えが進んでいます。
就職支援 もう少し指導してくれる人が多いとよい。 経営システム工学科だけでは決められない問題ですが、キャリアーセンターと相談しながら、検討していきたいと思います。

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