2009年10月07日
理工学研究科博士課程2年の稲村 博央さん(経営システム工学専攻・庄司裕子研究室)が、第6回国際経営工学シンポジウム(ISME 2009)にて優秀発表賞を受賞しました。上記シンポジウムは、2009年8月5日~7日にかけて、中国の大連理工大学にて開催されたものです。
受賞した研究は「財務分析のためのインタラクションモデル」です。
企業の「安全性」を見たいのか「収益性」を見たいのか ― 財務分析は、分析者が何を目的として分析するかによって方法もデータも変化します。また、出てきたデータが何を意味するのかについては、データを見る人によって解釈が異なる、すなわち分析者の「気付き」というものが重要となります。さらに、その「気付き」によって、財務分析の目的や要求自体も変化していきます。
稲村さんは、このような相互作用(インタラクション)が分析者の「気付き」に大きく影響を与え、分析の目的を深めシャープにすると考え実験を行い、相互作用を支援することの重要性を示しました。
ご興味をお持ちの方は以下のリンク先をご覧ください。
【参考リンク】
・情報価値工学・庄司裕子研究室
・第6回国際経営工学シンポジウム